公共下水道・農業集落排水事業の事業認可区域外のご家庭には、生活雑排水による川や湖、海の汚れを防ぐとともに生活環境の向上を図るために、し尿と雑排水を一緒に処理する合併浄化槽の設置をすることができます。合併浄化槽は、家庭の庭先に簡単に設置することができ、乗用車1台分のスペースがあれば、設置可能です。
合併処理浄化槽の設置工事は浄化槽設備士の資格者でなければ施工できません。浄化槽設備士の所属する工事店に工事を依頼してください。補助金申請も含め書類等の手続きは施工業者が代行します。
浄化槽は個人の所有になりますので、使用者で管理をお願いします。合併処理浄化槽の能力を維持するため、定期的な点検と清掃が必要ですので、詳細は保守点検業者にご相談ください。
合併処理浄化槽を新設する場合、設置費用の一部を国や県、町が負担する補助制度が適用されます。
◎補助金の対象となる建物
専用住宅(主に居住の用に供する建築物または居住部分の延床面積が当該建築物の延床面積の1/2以上を占める建築物)
制度改正により、令和2年度から一部補助対象外となりました。
詳しくはこちらをご覧ください。→「浄化槽設置事業補助金対象区分について」
令和3年度より下記のとおり内容が変更になりました。
◎補助金の内訳
補助申請額は①②③の合計額となります。
①浄化槽設置費用
浄化槽の規格 | 補助金額 (限度額) |
基準 | 対象費用 |
---|---|---|---|
5人槽 | 352,000円 | 住宅の延べ床面積が130㎡以下 | 浄化槽本体設置に係る費用 ※下記②③に係る費用、補助申請手数料、屋内のリフォーム費用は対象外 |
6~7人槽 | 441,000円 | 住宅の延べ床面積が130㎡を超える場合 | |
8~10人槽 | 588,000円 | 2世帯住宅で、お風呂と台所が2つずつある場合 |
※住宅の一部が店舗の場合は、住宅部の延べ床面積の算定(上記表を参照)と、店舗部の算定(店舗の種別によって計算式は変わります)を合わせた人槽になります。(店舗部の算定で出た小数点以下の分は切り上げて算定)
②単独処理浄化槽・汲み取り便槽撤去費用
区分 | 補助金額 (限度額) |
対象費用 |
---|---|---|
撤去費用 | 90,000円 | 単独処理浄化槽又は汲み取り便槽撤去に必要な工事費・処分費等 ※改築工事のみ(新築・建替工事は対象外) |
③配管費用
区分 | 補助金額 (限度額) |
対象費用 |
---|---|---|
配管費用 | 300,000円 | 浄化槽に接続する屋内外配管工事費等(浸透桝工事を含む) ※改築工事のみ(新築・建替工事は対象外) |
※各費用ごとに算定し、経費が限度額に満たないときは経費額までとなります。
※増築・減築又は台所・風呂・トイレの部屋の場所を変える工事に該当する場合、撤去費用及び配管費用の対象となりません。。
◎申請出来ない方
◎浄化槽の設置工事について
補助申請の際に申請した浄化槽整備士の監理のもと、施工してください。 「浄化槽工事の基準と実績報告書添付写真の撮り方」を参照し、基礎砕石や基礎コンクリート等が基準を満たさない形で施工されないよう、また、施工写真に撮り忘れが無い様、設置工事を行ってください。