ながいもやごぼう等を栽培する際、植付け前の土壌消毒に使用されている土壌くん蒸剤クロルピクリンは、容易にガス化し、そのガスは強い刺激臭があるため、農林水産省令で、ガスの揮散防止措置の努力義務が定められています。
クロルピクリン剤を使用した際、被覆を怠ったため、近隣住民に健康被害が発生しています。そのような事態が発生すれば、使用者の責任は重大です。
農家の皆さん!クロルピクリン剤を使用する際は、自分自身と近隣住民の健康のため、次の注意事項を必ず守りましょう。
◎使用の際は、土壌くん蒸用防護マスクなどの保護具を身に付けましょう。
◎ガスが、近隣の住宅、家畜舎、田畑、井戸や河川等に流れ込まないよう風向き等に注意して作業しましょう。
◎事前に周辺住民に使用の日時と使用者等の連絡先を時間的余裕をもって、幅広く周知しましょう。
◎被覆しないと有効成分のガスが抜け、防除効果が落ちます。安全に使用し、高い防除効果を得るため、施用後は、必ず厚さ0.03㎜以上のシートや難透過性資材で被覆しましょう。
お問合せは、東北町(農林水産課 ℡0176-56-3111)又は上北地域県民局地域農林水産部(農業普及振興室 ℡0176-23-4281)に御連絡ください。